自律神経とはそもそも何
- Recoveria
- 3月22日
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自律神経(じりつしんけい)とは、私たちの体の中で無意識に働いている神経のことです。
この神経は、心臓の鼓動や呼吸、消化など、意識しなくても行われる体のさまざまな機能を調整しています。自律神経は大きく「交感神経(こうかんしんけい)」と「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」の2つに分けられ、それぞれが体の働きをコントロールしています。
交感神経は、体が「戦う」または「逃げる」準備をする時に働きます。例えば、緊張した時や運動をしている時に活発になります。この神経が働くと、心拍数が上がり、呼吸が速くなり、血流が筋肉に優先的に送られるようになります。こうすることで、体が素早く反応できるようにします。
一方、副交感神経は、体が「休む」または「リラックスする」時に働きます。例えば、食後にリラックスしている時や眠っている時に活発になります。この神経が働くと、心拍数が落ち着き、呼吸が穏やかになり、消化が促進されます。副交感神経は、体を回復させ、エネルギーを蓄える役割も担っています。
自律神経は、私たちが生活する中で絶えずバランスを保ちながら働いています。しかし、ストレスや不規則な生活習慣などによって、このバランスが崩れることがあります。その結果、体調不良や睡眠の質が悪くなることもあります。例えば、ストレスが多いと交感神経が過剰に働き、体が緊張した状態が続きます。そのため、リラックスする時間を持ち、副交感神経を意識的に働かせることが大切です。
自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活を心がけ、十分な休息を取ることが重要です。また、深呼吸や軽い運動をすることで、副交感神経を活性化させることができます。
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